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工事受注業者が重視する視点を理解する

工事受注業者が重視する視点を理解する

同時に見積書を出す側、つまり工事を請ける側である施工会社サイドの視点を理解しながら、工事を発注する事も大変重要です。
工事業者側の視点が欠けると、結局のところ品質の担保がなされず、互いに関係性が築けない状態となってしまいかねません。
その為、工事を計画されている発注者においては自社の意向と併せて施工業者の考え方や見られ方も考慮に入れて頂いた上で、見積依頼や発注先の決定をすることが大変有効です。
そこで、施工業者側から見積依頼案件を見た際の懸念事項等をご紹介したいと思います。

工事受注業者が重視する3つの視点

1:支払時期と与信内容
2:積算対応と内部コスト
3:工事を対応する事のメリット

1:支払時期と与信内容
工事は受注金額の大半が協力会社や資材購入に当てる外注費で構成されています。
また協力会社への締め支払はよっぽどの事情が無い限りは末締めの翌月末でのサイトとなっており、元請となる施工会社は案件の受注と併せてサイトの管理もしなくてはなりません。
故に、ある程度の金額規模を越える案件となった場合には、着手金として発注金額の一定割合を支払う等の支払時期を明確にしておく必要があります。
また、契約金の回収が可能かどうか等の与信も確認をされる点ですので、発注者だから全てにおいて優位性があると誤った認識を持ってはなりません。

2:積算対応と内部コスト
業界的には工事費の見積は「無料」という事が一般的になっております。
ただ、実際には施工会社側の積算担当者や小さな会社であれば代表者等が図面を一枚一枚確認しながら、部材や数量の拾い出しを行ない、これまでの経験の上で作業人員を割り出して見積書として作り上げる作業をしております。
その為、それに費やす時間は人件費と言う形で内部コストが掛かる作業であるのです。
それだけ内部コストを掛けて作成頂くので、安易な依頼や当て馬的に参考価格を取るという事での依頼は長期的に業者との関係を構築する上では絶対に控えるべき事であります。

3:工事を対応する事のメリット
端的に考えれば工事を受注する事での売上や利益の確保という事になりますが、それ以外のメリットがあるかどうかも見られる事になります。
単発での依頼ではなく継続がある発注者なのかどうか、施工した工事が実績となり他社へのアピールへ使えるかどうか、施工した物件が評判を呼び営業の窓口になるかどうか等があります。
こういった点も踏まえて施工会社としても見積案件を精査する様になります。
他にも、施工会社サイドの視点を考えると幾つでも列挙する事ができますが、一番重要なのは発注者が施工会社の立場、気持ちを理解して、見積依頼出来るかどうかです。
こういった視点を理解すれば発注者自らが計画している工事をしっかりと磨き上げて魅力のある工事案件とする事が可能です。そうなれば、発注者にもたらされるメリットも出てくるのではないでしょうか?

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