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工事発注する際に気をつけるべき4つの点

デザイン(設計)会社に工事発注する際に気をつけるべき4つの点

今回のテーマはデザイン会社や設計事務所に工事を依頼する際に、絶対に注意しなければならい事に関して、お伝えします。

なぜ、注意しなければならないのか?、その背景に関して、先ずは解説します。
建築は計画から実際に工事完了するまでに大きく3つのプロセスがあります。

(1)企画や設計等、デザイン会社や設計事務所が行なうべき業務。
(2)施工会社選定上、設計会社の協力を得ながら発注者自ら行なう業務。
(3)施工の進捗確認や品質のチェック等の監査的な業務を設計事務所やデザイン会社が行なう業務。

さらに、2つの発注形態が存在します。

責任監理方式(設計施工一括発注)と設計監理方式(設計施工分離発注)です。
責任監理方式は1つの会社が設計から施工までを全て行なう発注形態です。
次に設計監理方式(設計施工分離発注)はデザイン・設計・監理の業務と施工を行なう会社を別々にする発注形態です。

この様に見ていくと、本来デザイン(設計)会社が行うべき業務は(1)であり、(2)(3)は別の会社が行っても問題がありません。
しかし、業界的に見れば、デザインや設計の業務だけの売上では企業として経営をしていく事は大変厳しい環境になっています。
デザイン性に重きを置かないという日本の国民性の影響も大きいのかも知れません。
その為、デザイン(設計)会社がデザイン(設計)の提案を行い、売上や利益に繋がる施工を請負って行くという商習慣が蔓延しているのが現状です。
デザイン性を意識し、かつ低コストで全体の費用を抑える為にも、デザイン(設計)会社に発注する際に気をつけるべき点が5つの視点をご紹介致します。

デザイン(設計)会社に発注する際に気をつけるべき4つの視点。
(1)施工の相見積を実施する旨を必ず伝える
(2)図面の提出期限を明確にする
(3)メーカーの指定はなるべく避ける
(4)デザイン・設計・監理の業務範囲と内容を明確にする

(1)施工の相見積を実施する旨を伝える
デザインや設計を主な事業としている会社は本来自社内に工事部門を持っていない事が多いです。
その中で、体裁を整える為に「建設業の許可」等の免許を取得して、元請として受注に結びつけてる会社が存在します。
このような形態の会社に当初からデザインや設計に入られてしまうと、あとから施工の見積を取得する事は難しく、かつ関係性を崩しかねない為、予め施工の見積時は複数社から提案を貰って行く意向である事を必ず伝えなければなりません。

(2)図面の完成期限を明確にする
物件の契約が見えてきた段階で、計画上の「オープン日」や「移転日」・「退去日」等の期日が決まります。
各期日を明確にし、完成期限を厳守させる事は非常に重要なポイントとなります。
施工の受注をしたいが為に、意図して図面の提出をせずに他社へ見積を依頼する時間を与えない様にする事等もよく見られる事です。
期限を明確にし、厳守をさせる事が本当に重要です。

(3)メーカーの指定はなるべく避ける
設備や建築資材について、メーカーや品番の指定が入る事が多くあります。
コストアップになりうる可能性もある為、この様な点も考慮して、デザイン会社へ前もって話しをしておくことが重要です。

(4)デザイン・設計・監理の業務範囲と内容を明確にする
デザイン会社や設計事務所は契約によって、業務範囲が変わります。
大きくは基本設計/実施設計/設計監理の3つに区分けされます。
発注者としてどこまでの業務でどういった成果物を求めるかを明確にした上で、発注をする様にしましょう。

依頼をした後に「こんなでは無かった」と後悔しない様に、上記の点を注意しデザイン会社へ発注する事をお勧め致します。

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